Webマーケティング:こどもとスマホ記(その5)

「こどもとスマホ」プロジェクトにて行ってきた、Webマーケティングについて記します。

といっても、ネット口コミだたったり、SEOのようなことだったりで、大したことはしていないのですが…。

はじめに

こどもとスマホ」プロジェクトの記録シリーズ、その2では、コンテンツの中身を発想したブレスト&KJ法について記しました。その3では、コンテンツ作成の際のアプリでの苦労を記しました。

そんなこんなで、コンテンツが出来ました。自賛ですが、良いものが出来ました。

折角ですので、なるべくたくさんの人に利用して頂きたくなります。ということでマーケティングを考えます。

マーケティングといえば、コトラー先生の4P(Product:商品、Place:販売チャネル、Price:値段、Promotion:広告・宣伝)です。

しかし今のところ「こどもとスマホ」では、Placeはウェブ、Priceはフリーダウンロードの0円です。このプロジェクトでは、マーケティングといってもProductとPromotionのみです。

Webマーケティング

2015年6月1日のサイト公開以降、中心に行っていることは、リアルな知り合いへの口コミです。

その次に行っているのがWebマーケティングです。(以降、「マーケティング」の語の意味はPromotionです。)

Webマーケティングといっても、手探り状態ですのでツッコミどころは満載かと思います。いきなりフィッシングサイト認定されるくらいですから。(苦笑。)

サイト公開前

まず、2015年6月1日のサイト公開前に行っていたことから記します。

facebookページ

プロジェクトの立ち上げ時、2014年2月に、プロジェクトの情報公開と宣伝目的のfacebookページを作りました。

FBページを立ち上げた当初、「インサイト」という測定ツールがあることを知りました。しかしその当時、インサイトを使うには「いいね」が30(40だったかも)必要でした。

まずインサイトを利用できるようにするために、私の属している、2つの同窓会的facebookグループにメッセージでお願いしてみました。(ファンになって欲しい、という下心ももちろんありました。)

  • A同窓会:メンバー数約50人。いいね11。(メンバー重複当時3人)
  • B同窓会:メンバー数約200人。いいね4。(メンバー重複1人)

A同窓会は、メンバーのほとんどが所属しています。またこどもとスマホサイトは、A同窓会のサイトにデプロイさせてもらっています。

B同窓会(本当は違いますが、同窓会的性質のグループなのでこう表現しておきます)は、メンバーは多いです。しかし付き合いの深い人は少ないです。

ということで、ボタン一つ押すだけとはいえ、お願いを聞いてくれるのは「付き合いの深い人のみ」ということを実感した次第です。もちろん「付き合いでは『いいね』しない」という方もいらっしゃることでしょう。

この時のお願いではインサイトを使えるまでの「いいね」は頂けませんでしたが、そのうち使えるようになりました。「いいね」が一定数必要という仕様がなくなったのが先か、「いいね」の数が達成したのが先かは覚えていませんが。

尚、「いいね」のリクエスト機能は使っていません。「うざい」と思う人がいるであろうことは予想できますので。

特定検索ワードの仮定

電車広告の中によく「XXXで検索」という表示があります。

コンテンツの完成が見えた2015年4月頃、このようなサイトが特定される検索ワードについて話し合いました。

特定検索ワードは、一般的だと、サイト公開時には検索結果で上位に表示されません。ですので、特徴的なものを考える必要があります。しかも覚えやすいものである必要もあります。企業であれば商標登録した言葉を使うかもしれません。

こどもとスマホのマンガでは「ネット仙人」が特徴的なのですが、検索してみるとTwitterにそのハンドルネームの方がいらっしゃいます。マンガの主役である「マホとテル」で検索してみると、そのものずばりの検索結果はありませんでした。

ということで「マホとテル」を検索ワードに仮定しました。実際にはページの中にそれとなくその言葉を入れるだけですが。

現在(2015年10月1日)のところ、Google、Bingとも、その検索ワードで上位に表示されています。

また「こどもとスマホ」というプロジェクトの名前は、「『子供』は『こども』にしたほうがいい」というメンバーの提案でした。

私は当時「Googleは賢いので、漢字でもひらがなでも同じ結果だと思う」と答えました。

しかし現在、Googleでは「こどもとスマホ」で上位に表示されます。(「子供とスマホ」ではダメです。)

ということで、「ひらがなにする」という案は良かったですね。しかし今後は、他のページランクの高いサイトが「子供」を「こども」と変えるだけ(あるいはルビを振るだけ)で、こちらのサイトの検索順位が低くなることは十分に予想できます。

サイト公開後

続いて、サイト公開後に起こったことと、取り組みです。

サイトの公開

サイトの公開直後は、FBページでプロジェクトを見守っていて下さったNPOの方々がサイトを紹介して下さり、サイトへのアクセスは一気に増えました。

しかし各種サービスの「フィッシングサイト認定」によって、ネット口コミにブレーキがかかったであろうことは想像するに難くありません。特にTwitter。

といっても私は「SNSの拡散は起爆剤のようなもの、継続的なアクセスが必要」と思っていましたので、「おいしい」とは思いもすれ、「まずい」とは思いませんでした。(ほかのメンバーはどうでしょう?)

下は、サイト公開当初、2015年6月のアクセス数です。最初の2日が爆発的なのがお分かりいただけるかと思います。

Google検索対応

フィッシングサイト認定のおかげでSEOを急ぐ必要はなく、取り組んだのは2015年8月末からです。

まず、検索を意識してトップページを修正しました。

コンテンツのプレビューに使っているslideshareは、スライドに含まれる文字列をページに展開してくれます。ですので、文字情報はサイトよりslideshareのほうが多いという逆転が起きています。

とはいえ、変に隠し情報的に入れても、Google先生からは嫌われる(順位を下げられる)ことでしょう。

そこで、コンテンツの情報として適切であるように、「目次」として入れてみました。

その結果かどうかはわかりませんが、下のように2015年9月中に検索での表示回数はじわじわ増えています。(Google Analyticsの検索回数は、0,5,12,16,22,…と離散的です。)

今のところクリックには繋がっていませんが…。

最近では、検索結果のサマリー表示を意識して、パララックス効果のあたりの文章をちょっといじってみました。

この記事を書いていて、「meta keywordとかどうなってたっけ?」と思ってみてみると、meta keywordもmeta discriptionも入っていません。必要なのかな~?

ブログに書く

もうお気づきのことと思います。

このシリーズの記事自体マーケティングの一環です。

そして、右サイドバー(スマホの場合は下)にもバナー広告を入れてみました。

このブログは、平日は一日約500アクセスがあります。ひと月、約1万2千アクセスです。

ですが、このブログはお仕事中に「eclipse php」のような検索ワードからアクセスし、その記事だけ読んで(あるいは読まずに)帰っていくお客様がほとんどです。(新規率80%、直帰率85%)

しかも読者層が、下のとおり若手のソフトウェア技術者かビジネス層。

このような読者層は、ブログを始めるにあたって想定していたターゲットです。しかし「こどもとスマホ」のターゲット層とは異なります。

このブログにお越し下さった方で、子供が小学校高学年になったパパ、あるいはそのような知り合いのいる方に、リンクをクリックしていただければ幸いと思っています。

実際に2015年9月15日から30日の間で、このブログから「こどもとスマホ」サイトへの参照は14件ありました。そのうちバナーのクリックは4件でした。

効果測定

効果の測定には、これまでに示したようにGoogle Analyticsを使っています。

最終的な目的はPDFコンテンツ(まんが版、総合版)をダウンロードしてもらうことです。これは、各ダウンロードボタンのクリックをイベントとして測定しています。

またslideshareのサイトからダウンロードされる方もいらっしゃいます。こちらはslideshareのAnalyticsを見ています。

目的に達する途中経過として、サイトのアクセス数、サイトに貼ったソーシャルリンクに表示される「いいね」、シェア、ツイートの数、およびFBページの「いいね」の数を記録しています。

これらを月次でExcelに入力しています。

以下に記録しているメトリクスをまとめておきます。

  • Google Analytics

    • ユーザー
    • セッション
    • ページビュー
    • ダウンロードクリックイベント(まんが版、総合版、スライド)
  • slideshare(まんが版、総合版それぞれ)
    • View
    • Downloads
    • Like
    • Share
  • ソーシャルリンク(累計、増分)
    • facebookのいいね・シェア
    • ツイート
    • はてなブックマーク
    • FBページのいいね

あと、FBページのインサイトはですね、結局使っていません。

書き込みの「リーチ数」みて「へ~」と言うだけです。

今後は…

今までのところ、サイトにお越しくださっている方は、実際に啓発や教育に取り組んでいる方、あるいは強い関心を持っている方が多いのではないかと推測しています。

そのような方々もお客様ですが、今後は違うセグメント、普通のお父さんお母さんが増えればよいなあ、と思っています。少しずつ発見されてツイートされるようになればよいですね。

そして今後も、有料のWeb広告を出すことはありません。ボランティアですので。

まとめ

以上「こどもとスマホ」のプロジェクトで行ってきたWebマーケティングをご紹介しました。

このブログの経験から、「記事を書き貯めていけばアクセス数は自然と増える」ことはわかっています。しかし「こどもとスマホ」サイトはそういった性質のサイトでもありません。

現状は、一日数アクセスです。

取りあえずは、「SNS等でリンクされる→検索順位が上がる→新しい人に発見される→SNS等でリンクされる→…」のスパイラルができるまで、地道な作業です。

「ネットだけでなくリアルでは展開しないのか?」という疑問もあると思います。何しろボランティア活動ですので、先だっての資金がないことには…。

なぜ私はフィッシングサイト認定を「おいしい」と思ったのか、本稿では書ききれませんでした。これに関連して次回は、共創マーケティング、マーケティング3.0について書こうと思います。

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